皆さんの愛猫はおいくつですか?
我が家の長男ハルさんが、はや5歳(ウソみたい)次女のウメちゃんは4歳です。
2匹とも子猫の頃よりも遥かに甘えん坊です。子供のまんま😊
それでも確実に、歳は重ねているんですよね〜
人の年齢に置き換えてみると。。。
いつまでも元気に長生きして欲しいものです。
猫の年齢⇄人間の年齢
猫は人間よりも早く歳をとると言われていますが、実際の年齢をどのように換算すれば良いのでしょうか?
一般的に、猫の1歳は人間の15歳に相当するとされています。
- 7歳の猫は、人間の42歳に相当します。
- 10歳の猫は、人間の60歳に相当します。
- 15歳の猫は、人間の90歳に相当します。
ただし、これはあくまで目安であり、猫種によって異なります。 また同じ猫種であっても個体差や飼育環境によっても、成長速度や老化のスピードは大きく異なります。
一般的には、7歳頃から”シニア猫”と呼ばれるようになります。
人間に換算すると、ちょうど中年期にあたります。この年齢になると、猫は身体的および精神的に多くの変化を経験し始めます。
シニア猫の身体的変化
それでは、シニア猫の身体的変化にはどのようなものがあるでしょうか。
比較的に日常生活から変化に気が付きやすい症状もあれば、我慢強いと言われる猫からは腎臓病や癌の発症は飼い主として気が付きにくいものかもしれません。
- 感覚の鈍化: 視力、聴力、嗅覚が鈍くなります。
- 関節炎: 関節炎を発症しやすくなり、動きが鈍くなったり、階段を登ったりすることが困難になったりする可能性があります。
- 筋肉量の減少: 筋肉量を失い、体重が増える可能性があります。
- 体の脂肪の増加: 体の脂肪が増えやすくなり、体重が増える可能性があります。
- グルーミングの減少: 自分自身をグルーミングする頻度が低くなり、毛玉やマットが生じる可能性があります。
- 腎臓病: 腎臓病を発症しやすくなります。
- 甲状腺機能亢進症: 甲状腺機能亢進症を発症しやすくなります。
- 糖尿病: 糖尿病を発症しやすくなります。
- 癌: 癌を発症しやすくなります。
シニア猫の精神的な変化
対して、シニア猫の精神的な変化はどうでしょうか。初期症状では飼い主からすると「あれ?少し変だな」くらいで、なかなか気がつけないことも多いことでしょう。仕事で留守の時間が長くなると、変化の兆しを見落としてしまいがちです。
- 認知機能障害: 認知機能障害を発症し、混乱したり、方向感覚を失ったりすることがあります。
- 不安: 不安を感じやすくなり、鳴いたり、隠れようとしたりする可能性があります。
- 攻撃性: 攻撃的になることがあり、痛みや不快感を感じている可能性があります。
シニア猫の世話をする
- 獣医師の診察を定期的に受ける: 少なくとも年に1回は獣医師の診察を受ける必要があります。
- 適切な食事を与える: 健康を維持するために、高品質で栄養価の高い食事を食べる必要があります。
- 十分な運動を提供する: 関節炎や筋肉量の減少を防ぐために、定期的な運動が必要です。
- 快適な環境を提供する: 暖かく、安全で、段差に注意したトイレや寝床がある快適な環境を準備する必要があります。ちょっとした段差でも気にかけるようにしましょう。
- たくさんの愛と注意を与えましょう: これまで以上に、特別な愛情と注意を必要としています。
シニア猫は、若い猫よりも体調を崩しやすいので、日頃から健康状態に気を配ることが大切です。定期的な健康診断を受け、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。また、食事や運動、環境などの生活習慣を見直し、シニア猫に合わせたケアをしてあげましょう。
シニア猫は、長い時間を共にしてきた大切な家族です。これまで以上に、特別な愛情で包み込んであげましょう。そして、ちょっとした変化に気づいたら、早めに獣医師に相談し適切なケアを施しましょう。
多くのシニア猫が快適で幸せな生活を送れますように。そして多くの飼い主さんが、愛猫との一緒の時間を少しでも長く大切に過ごせる事を祈っています。
参考資料
一般社団法人ペットフード協会:「シニアのペット飼育苦労しそうなこと」https://petfood.or.jp/data/chart2018/10.pdf
ねこのきもち WEB MAGAZINE:「シニア猫」に関する記事
https://cat.benesse.ne.jp/tags/?id=541
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