愛猫の長期にわたる「軟便」に心配になっている飼い主さんはいませんか?
普段は元気なのに、軟便で何度となくトイレからお風呂へ直行したことか。本人もショボン😢
我が家のウメちゃんが、そうでした。
かかりつけの獣医師さんとも相談。軟便の原因として食物アレルギーの可能性を潰そうと、食事をグルテンフリーにしてみたところ、大成功!今では全く心配がありません。
※今は元気になって特にグルテンフリー のキャットフードを与えていません。
同じ心配を抱えている飼い主さんのヒントになれば幸いです。
何より猫ちゃんが可愛そうですもんね。では解説いってみましょう!
猫のフード:グルテンフリーは本当に良いの?メリットとデメリットを解説
猫のフード選びにおいて「グルテンフリー」というキーワードに今回は注目してみましょう。グルテンフリーフードとは、小麦、大麦、ライ麦などの穀類に含まれるタンパク質であるグルテンを除去したフードです。
しかし、本当に猫にとってグルテンフリーフードは良いのでしょうか?今回は、猫とグルテンフリーフードの関係について、メリットとデメリットを詳しく解説します。
ジョコビッチもグルテンフリー
「グルテンフリー」と聞いて私が最初に思い浮かんだのはジョコビッチ選手です。
テニス界のスーパースターであるノバク・ジョコビッチ選手がグルテンフリー生活を実践していることで、グルテンフリーが注目を集めています。ジョコビッチ選手は、グルテンフリー生活を始めてから体調が改善し、パフォーマンスが向上したと語っています。
1. 猫は元々グルテンをあまり必要としない?
猫は肉食動物であり、穀類を主食とする動物ではありません。そのため、猫の消化器官はグルテンを分解する能力が低いです。
実際、多くの猫はグルテンに対してアレルギーや消化不良などの症状を起こすことはありません。しかし、一部の猫はグルテン過敏症であり、グルテンを摂取することで下痢、嘔吐、皮膚炎などの症状が現れることがあります。
2. グルテンフリーフードのメリット
- グルテン過敏症の猫に効果がある
- 消化吸収が良くなる
- アレルギー症状を軽減する
- 肥満予防に繋がる
グルテンフリーフードは、グルテンが含まれていないため、グルテン過敏症の猫にとって安全なフードです。また、グルテンを分解する必要がないため、消化吸収が良くなり、栄養素を効率的に摂取することができます。
さらに、グルテンは炭水化物の一種であり、カロリーが高いため、グルテンフリーフードは肥満予防にも効果があります。
3. グルテンフリーフードのデメリット
- 高価である
- 栄養バランスが偏っている可能性がある
- 猫によっては必要ない
グルテンフリーフードは、通常のキャットフードよりも高価な傾向があります。また、グルテンの代わりに他の炭水化物が使用されている場合、栄養バランスが偏っている可能性があります。
さらに、多くの猫はグルテンに対して問題がないため、グルテンフリーフードを与える必要はありません。
ここでちょっと豆知識:グルテンフリーとグレインフリーの違い
グルテンフリーとグレインフリーは、猫のフードを選ぶ際に注目されるキーワードですが、実は意味が少し異なります。
1. グルテン
グルテンは、小麦、大麦、ライ麦などの穀類に含まれるタンパク質の一種です。グルテンは、パン生地を膨らませる役割を持つため、パンやパスタなどの製造に欠かせません。
2. グレイン
グレインは、英語で「穀物」という意味です。つまり、グレインフリーとは穀物を一切使用していないフードのことを指します。
3. グルテンとグレインの違い
小麦、大麦、ライ麦などの穀物は、すべてグレインに含まれます。そのため、グレインフリーフードはグルテンフリーでもあると言えます。
しかし、グルテンフリーフードは必ずしもグレインフリーとは限りません。グルテンフリーフードの中には、小麦や大麦などの穀類をグルテンを除去して使用しているものがあります。
つまり、グレインフリーフードは、グルテンフリーフードよりもさらに厳格な基準で穀類を排除しているということです。
4. 選び方
猫のフードを選ぶ際は、猫の健康状態や体質に合わせて、適切なものを選ぶことが大切です。
- グルテンフリー: 消化不良やアレルギーなどの症状がある猫におすすめです。
- グレインフリー: より厳格な穀物制限が必要な猫におすすめです。
5. まとめ
- グレインフリー: 穀物一切使用していないフード
- グルテンフリー: 小麦、大麦、ライ麦などの穀類に含まれるグルテンを使用していないフード
4. グルテンフリーフードを選ぶ際の注意点
- 獣医師に相談する
- 原材料をしっかりと確認する
- 猫の体調を観察する
グルテンフリーフードを与える前に、必ず獣医師に相談しましょう。獣医師は、猫の健康状態に合わせて、適切なフードをアドバイスしてくれます。
また、グルテンフリーフードを購入する際には、原材料をしっかりと確認しましょう。グルテンの代わりに他の炭水化物が使用されている場合、猫にとって必要な栄養素が不足している可能性があります。
さらに、グルテンフリーフードを与え始めた後は、猫の体調をよく観察しましょう。下痢、嘔吐、皮膚炎などの症状が現れた場合は、すぐにフードを変える必要があります。
グルテンフリーフードについては、実際に与えてみて、決して食いつきが良いものではありませんでした(涙)
ある程度、予想通りではありましたが、日替わりで”味変”しながら何とか食べてもらった、というのが正直な感想です。人間が、減塩や低脂肪、低カロリー製品に対して感じるもの以上に、猫も味覚の違いを感じるのでしょう。単純に言えば、猫にとって、特別美味しいフードではないのだと思います。
我が家で、ウメちゃんに与えてみた製品をご紹介します。お困りの飼い主さんにお役に立てば幸いです。
※今では軟便の症状はすっかり無くなってしまったので、グルテンフリーフードは与えていません。
5. 猫のフード選びのポイント
猫のフードを選ぶ際には、グルテンの有無だけでなく、以下の点にも注意しましょう。
- 猫の年齢
- 猫の活動レベル
- 猫の健康状態
- 猫の食の好み
これらの点を考慮し、猫にとって最適なフードを選びましょう。
6. まとめ
猫にとってグルテンフリーフードは、必ずしも必要ではありません。しかし、グルテン過敏症の猫にとっては、安全で効果的なフードと言えるでしょう。
グルテンフリーフードを与える場合は、獣医師に相談し、猫の体調をよく観察しながら、慎重に進めることが大切です。
猫のフード選びは、猫の健康にとって非常に重要です。 愛猫にとって最適なフードを選んでくださいね。上記の情報が飼い主さんの参考になれば嬉しいです😊
参考
- ねこのきもち WEB MAGAZINE :https://cat.benesse.ne.jp
- 一般社団法人 ベットフード協会:https://petfood.or.jp
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